ベビ助日記

ベビ助、父太郎、ママ美の日常

公民館で健康相談

(5か月/150日目)

今日もまたママと近所の公民館におでかけした。ここはおととい、たくさんのおもちゃで遊んだところだ。また遊べるのかなと思ったけど、広い部屋に入ってみるとおもちゃはなくて、赤ちゃんと女の人がいっぱいいた。顔見知りの子も何人かいた。

 

ママは入口の近くの人とお話しして何か書いた後、ぼくの服を脱がせた。おむつも替えてもらっていい気分でいたら、何やら運ばれて硬い台の上に乗せられた。泣こうかな?と考えて口をへの字にしていたら、もう一度抱き上げられて、また別の台に乗せられた。しかも今度はママに頭を押さえられた。嫌だったので足をぴーんとつっぱっていると、なぜか女の人に「あら上手」とほめられた。後でわかったんだけど、ぼくの身長と体重を測っていたのだった。

 

その後ママはぼくをだっこしたまま椅子に座って、女の人と長々話していた。途中でふたりしてぼくの胸の辺り(最近かゆい)を触ったりした。退屈だったのでぼくはママのおひざでクネクネしたり反ったりしていた。ら、突然床に寝かされた!泣こうかな!と思っていると、何やら気になるひもを見せられた。そのひもがあっちへ行ったりこっちへ行ったりするので、ぼくはそれを一生懸命目で追った。

それから女の人がぼくの足を交差させた。どうやらぼくの寝返りが見たいらしい。ぼくは大得意であっという間にくるんとまわって見せた。

せっかくうつ伏せになって見せたのに、女の人はすぐにぼくをもちあげて、今度は床に座らせた。ぼくはもちろんまだひとりで座ることなんてできない。なんてことさせるんだ!・・・と思っていたんだけど、意外とできてしまった。両足の外側に両手をグーで置く姿勢にしてもらったら、かなり前傾ながらなんとか5秒ぐらいは持ちこたえられる。ママが「わぁすごい!」と驚いたのでぼくは誇らしい気持ちになった。

 

これで何やら終わりのようなのでさあ帰ろうと思ったら、ママはお友達のママとおしゃべりをし始めた。ぼくはお友達が持っていたはらぺこあおむしの布絵本で遊ばせてもらった。

 ぼくは同じ絵本の紙のやつを持っていて、ママが読んでくれたこともある。色が綺麗だから大好きなんだけど、紙で手を切りそうだと言ってママはあんまり触らせてくれない。これだったら好きなだけ触らせてもらえるからいいなぁ。

エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック

エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック

 

 

ママ美より

近所の公民館に助産師さん、保健師さん、栄養士さんたちが出張してこられるイベントがあったので行ってきました。

身長体重を測った後、発達状況の確認、健康相談などをしてもらいました。

お座りの練習は今後少しずつさせていってもいいとのこと。練習の仕方などあまり聞いたことがなかったので、教えてもらえてよかったです。

健康相談ではベビ助の胸の辺りのカサカサについてと便秘薬マルツエキスの飲ませ方について聞いてきました。

胸のカサカサはあせもかと思ったら、湿疹の治った痕で皮膚が堅くなっているのだと言われました。かゆそうなので、保湿して軟膏を塗るといいとアドバイスを受けました。(軟膏についてはかかりつけのお医者さんに相談する予定です)

便秘薬のマルツエキスは前に病院でもらったものの、湯冷ましで溶いて哺乳瓶で飲ませようとしたらベビ助が拒否したので飲ませ方に困って相談しました。保健師さんにうかがったところ、おさじで舌の奥の方にマルツエキスを乗せて、おっぱいを飲ませればいいとのこと。ちょうど離乳食も始めていく時期なので、おさじに慣れるのもいいだろうと。なんだかおっぱいがベタベタになりそうな予感もしますが、やってみようと思います。

あ、スポイトや針の無い注射器などがあれば、そういったものの方が便利なようです!

 

ピジョン スポイトくすりのみ

ピジョン スポイトくすりのみ

 

 

 

お顔っておもしろい

(生後4か月/149日目)

ぼくは1日3回、合計5時間ほどお昼寝する。ママはぼくのお昼寝中にいろいろ用事を済ませたそうだけど、ぼくを寝かしつけたつもりで自分もグーグー寝てしまうことも多い。

今日なんて、ぼくが小一時間寝てスッキリ目覚めた時も、まだグッスリ寝ていた。せっかく気分よく起きたのにママが構ってくれないんじゃつまらない。ぼくはママのお顔をペチペチと叩いた。ママはよっぽど深く眠っていたみたいで、うーんとか言いながらちっとも起きない。ママは顔をしかめた。お顔にしわができた。

そういえばお顔っておもしろいな。まんなかが盛り上がって穴がふたつあいている。ぼくの指、入るかな?いつもおしゃべりなお口も今は閉じているぞ。ひっぱったら開くかな?お口の周りはちょっと出っ張ってるからつかみやすいぞ!おでこのあたりはペチペチ叩きやすいなぁ。

ぼくが熱心にお顔の研究をしていたら、ママが「もう起きるの~?あ、笑ってる~」としぶしぶ起き上がった。もっと研究したかったんだがなぁ。次のチャンスを待とう。

 

ママ美より

顔のパーツにこんなにもはっきり興味を示して手を伸ばしてきたのは初めてでした。

もうちょっと寝たかった・・・

 

 

公民館デビュー!

 (生後4か月/148日目)

今日はママに抱っこされて、初めて公民館の育児サークルに行ってみた。広い部屋にマットが敷いてあって、おもちゃがいっぱい置いてあった。ぼくは鈴の入ったラトルが気に入った。ちょっと後ろに引くと速く走る車のおもちゃも気になった。走っているとつい目で追ってしまう。

 

今日はぼくのほかに4組の親子が来ていた。みんなぼくよりは先輩で、5か月の女の子と6か月の男の子が年が近かったので観察してみた。

5か月の女の子は穏やかな性格で、ぼくに興味を持って手を伸ばしてきてくれた。ぼくもうれしくてブンブン腕をふりまわした!

6か月の男の子は、早くもつかまり立ちを始めたそうだ。ぼくも足をピンと伸ばすのが大好きなので、どうやったらひとりで立ち上がれるのかよく見ておいた。ママは「まだ立たなくていいよ~ゆっくりでいいよ~」と言っていたけど、一日も早くできるようになりたいのだ。

 

お友達がいっぱいいたので、ぼくは張り切って先週マスターしたばかりの寝返りを何回も披露した。一度は足が当たって積み木のタワーを破壊してしまった!

 

 今日読んでもらった絵本は「でてこい でてこい」と「おおきいかめ ちいさいかめ」。

 

「でてこい でてこい」は色があざやかで、ぼくたちがつい見てしまう絵本。ページをめくるたびにいろんな色と形が出てくるよ。(もう少し大きくなって動物の名前がわかるようになったらさらに楽しめるね!byママ美)

でてこいでてこい (0.1.2.えほん)

でてこいでてこい (0.1.2.えほん)

 

 「おおきいかめ ちいさいかめ」はぼくにはちょっと早かったかな~。でもことばのリズムがよくて楽しいよ。(大きいカメと小さいカメが仲良しでママとぼくみたい、ぐらいわかるようになると大好きになるんじゃないかな~ byママ美)

こどものとも0.1.2 2008年 07月号 [雑誌]

こどものとも0.1.2 2008年 07月号 [雑誌]

 

 

ママ美より

ベビ助、公民館デビューお疲れ様でした~。ベビ助もエンジョイしてたけど、ママも今後も通いたいと思えるサークルでした。

スタッフさんたちは、初対面のママたちが打ち解けるまでは積極的に話に参加して、ママたちの会話が盛り上がり始めたらすっと身を引いてくださる、素晴らしいサポートぶり。集まっているママたちもどちらかというとまったりお話をされるタイプの方たちで、変にテンションを上げずに済んでホッとしました。

 

七夕音楽会

(生後4か月/147日目)

今日はママと一緒に支援センターの音楽会に行った。七夕ということで、コーラスグループがお歌を歌いに来てくれるのだ。支援センターにはぼくと同じぐらいの子もいた。つかまり歩きしている子がいたので後学のためじっと見ていたら、その子がニコニコしてくれた。ぼくもニコニコした。

音楽会が始まるまでにぼくはちょっと眠くなってきてグズグズした。ママが抱っこでゆらゆらしてくれたのでグズグズいうのをやめた。

お歌が始まった。とっても面白い。あんなに大勢の人が一緒に声を出しているのを見るのは初めてだ。みんなで一緒におなじ動きをしているのも迫力があってついつい見てしまう。

でも30分という時間はわれわれ赤ちゃんにはやや長かった。最後の方はワァワァやっている子もいた。ちょっと騒がしくて疲れたので、音楽会が終わったらぼくはふたたびグズグズした。ママはさっさと抱っこひもで抱っこして僕を連れて帰った。

 

ママ美より

グズグズしてたのに、歌が始まったらハッとしてコーラスの人たちを見つめていたのが面白かったです。

イベントがない時の支援センターは、もうちょっと大きくなってからのほうがいいかも。お座りができるようになってからかな?置いてあるおもちゃで遊んだり、他の子と交流したりできるようになったらすごく値打ちがあると思います。

おなかがへった VS とにかく眠い

(生後2日目)

ママは抱っこでおっぱいのポーズにはだいぶ慣れてきたみたいだけど、まだ力いっぱい吸ってもほとんどお乳は出ない。ぼくは疲れてしまった。泣くのも吸うのもけっこう大変なのだ。ぼくは3日分のお弁当と水筒は体の中に持って生まれてきてるし、ミルクも足してもらってるから空腹で死ぬことはない。

夜中、おなかが減って何度か目が覚めたけど、ぼくは泣かなかった。ちょっとお口をハフハフしてアピールしてみたけど、すぐに眠気のほうが勝ってしまった。一度もおっぱいを吸わないまま夜が明けた。

朝になって巡回してきた看護士さんが、あわててぼくを起こしてママのおっぱいを吸わせた。ミルクも飲ませた。その後はぼくが寝てても、ママはちょくちょくぼくを起こしておっぱいを飲ませるようになった。

 

ママ美より

ベビ助に悪いことをしてしまいました。前日はまったく寝なかったベビ助がこの晩は全然起きず、泣きもしない。後から考えれば新しい世界に疲れきって泣かないだけでおっぱいはあげなきゃいけなかったとわかりますが、まだ2日目の新米ママにはせっかく眠っているベビ助を起こしてまでも飲ませるべきかどうかがわからなかったのです。「泣いたらおっぱい」と聞いていたので、まさか泣かないなんてことがあるとは思わず・・・

悩んでいる間になんと授乳間隔が8時間も空いてしまいました。

看護士さんの指導により(叱られちゃいました)、その後は泣かなくても3時間に1度ぐらいは授乳するようになりましたが、ベビ助ほんとはお腹が減ってたんだろうなーと思うと反省しきり。おっぱいも頻回で吸わせないと出るようにならないので、そういう意味でも8時間あきは非常にまずかったと思います。

予定日より早く生まれた赤ちゃんや小粒の赤ちゃんは、泣く体力や食欲がなくて新生児期にあまり泣かないこともあるようですね。

ハフハフが彼なりのおなか減ったアピールだとわかってからは、授乳のタイミングがつかめるようになってきました。

生まれてきたはよけれども

(生後1日目)

ぼくは一晩新生児室というところで過ごした。おむつが濡れたりお腹が減ったりすると、看護士さんたちがぴゃっぴゃとお世話してくれた。

でも今日からはママと一緒のお部屋だ。ママと一緒だとすぐおっぱいにありつけるのがうれしい。まだあんまり出ないけども、吸うとほんのり甘くて落ち着く味がする。

今日はおばあちゃんやおじいちゃんのほかに、ひいおばあちゃんまで会いに来てくれた。

 

さて、生まれてきて1日が経過したわけだけど、いろいろと大変なことがわかってきた。焦って早く生まれてこなくてもよかったかもしれない・・・

 

まず、四六時中いつでもスーハ―しなければいけない。ママのおなかの中ではそんなことしてなかったから、時々つい忘れてしまう。ママが心配そうに見ている。

それからお腹が減る。お腹が減ったらまず泣いてママにお知らせしなければならない。それでおっぱいが出てきたら全身全霊を込めて吸うことになる。これはけっこう体力を使う。吸いながらすぐ寝てしまう・・・

で、がんばって飲んだかと思ったら、簡単に飲んだものが口から飛び出してしまう。せっかく飲んだのに。

飲んだらうんちも出さなければならない。今は一日に4~5回出ることもあるしなかなか忙しい。

あと、おなかの中ほどは暖かくない。それが寂しさと不安を助長する。

なんでも音がダイレクトに耳に入ってくるから、やかましくて疲れる。

おふろも着替えも、全部すごく刺激的だ。

 

ぐちっぽくなってしまった!でも、誰でも経験することだもんね。ママに抱っこしてもらえたらおなかの中を思い出してちょっと落ち着くし、ぼく、がんばるよー。

 

ママ美より

生まれたばかりのベビ助はとても小さくて、おっぱいも上手に吸えないし、すぐ戻すし、その上時々呼吸することを忘れるので心配で心配でたまりませんでした。多分新米ママはみんなそうでしょうね。

 新生児用のベッドには赤ちゃんがちゃんと呼吸していないとアラームが鳴るベビーセンスという機械がついていましたが、気になってしょっちゅう呼吸の確認をしていました。

これ↓

 結局入院中、これが鳴るほど呼吸が止まっていたことはなかったのですが、ちょっと息するの忘れてた!程度の無呼吸はよくありました。新生児にはよくあることと言われても、気が気じゃありません。

 

授乳も最初は苦労しました!ベビ助はおなかが減って泣いているのにおっぱいはあまり出ないし、しかも疲れるのか吸いながらすぐ寝てしまうし、でも置くと泣くし・・・

母子同室初日から泣きっぱなしで抱っこ抱っこ。夜中も抱っこしておっぱいを口にふくませている間だけ寝てくれるという感じで、30分×3回、ベッドのリクライニングを起こしてベビ助を抱っこしたままうつらうつらしただけでした。

会陰切開の痕と、出産で悪化した痔のせいで座っているだけでもつらいのに!

 

でもベビ助の苦労ほどではないですよね。なんて劇的な変化を経験しているんでしょう!それを思ってなんとかがんばることができました。いやしかし母子同室初日は、これが半年続いたら死ぬ!と本気で思いました(笑)

ぼくは生まれることにした

ぼくは生まれることにした。最近せまいし、のびのびキックもできない。もっと広い世界へ行くのだ!まだ予定日よりは9日早いらしいけど、そんなこと知ったこっちゃないよ。こんなとこにいたら体がなまっちゃう。ママ~行くよ~!!

 

おお、ますますせまくなってきた!ちょっとこれは苦し・・ぉぉぉ。ママったら締め付けすぎ・・・早いとこ抜け出さなきゃ・・・

 

出た!まぶしい!!

看護師さんがぼくを運んで行って体を拭ったり大きさを測ったりしてくれた。赤ちゃんに慣れてるからってなかなか手荒だ。いきなり刺激的~

 

それからぼくはママのお腹の上に連れてってもらった。ぼくは目を一生懸命開けてママの顔を覚えた。これが世界一の美人ってやつかぁ。おっぱいをくっつけてくれたからとりあえず吸ってみた。まだなんの味もしないや。

 

2時間ぐらいママを見てから、ぼくは眠った。とっても疲れてたからいくらでも眠れちゃう。

途中でパパやおばあちゃんもやってきてかわるがわるぼくを抱っこ。みんなぼくが生まれたてだからっておそるおそる抱っこしている。初対面にもかかわらず、みんなぼくが大好きなのだ。

 

ママ美より

予定日より9日早く生まれたベビ助。検診では3000g超えてると言われていたのに、生まれてみたら身長46cm、体重2648gの小粒でした。ママ美も身長が153cmしかないのできっと狭くて早めに出てくることにしたんでしょうね。

小粒のおかげか陣痛開始から6時間半で生まれるという超安産。親孝行です。

カンガルーケアの間、黒目ばっかりの目をまん丸く開けてキョロキョロと周りを見ていたベビ助が印象的でした。生まれてからしばらくはほとんど目が見えないと聞いていたのに不思議。

ママはベビ助とは対照的に、出産当日はアドレナリン出まくりでまったく眠れませんでした。